via.MSN産経
クラウドコンピューティングなど最新のインターネット環境を全面導入した
初の通信制高校が4月下旬に授業を開始する。
今月開校した「コードアカデミー高等学校」で、米グーグルのアプリ(実行ソフト)で
ほぼすべての学習を行う。
通信制高校は従来、課題やテストは郵送によるやりとりが主体で、
ネット上で生徒の質問に教師がリアルタイムで回答するなど教室に近い環境で学べる同校の新手法は注目を集めそうだ。
コードアカデミー高等学校は、中学、高校などを運営する学校法人信学会(長野市)が、
企業向け教育ベンチャーのキャスタリア(東京都港区)の協力を得て設立した
広域通信制・単位制課程普通高校で、ソフトのプログラミングが必修科目。
卒業に必要な単位のうち20単位がプログラミング科目で、アプリ開発能力を身につけられる。
27日に入学式を実施し、授業をスタートする。
授業には、情報共有に使うグーグルのソフト「グーグルアップス」の教育機関版を採用。
テキストや動画を含む教材や課題、リポート、複数生徒との質疑応答もネット上で行う。
テレビ会議でライブ授業や面接指導も実施。
一般的な通信制高校では難しかった対面指導も可能だという。
生徒はパソコンやタブレット端末、スマートフォン(高機能携帯電話)で年8回の課題を受け取って、教師と必要に応じてやり取りしながら解答を送信する。