▲無料で音楽聴き放題！登録ナシ！世界中の人気・新曲を毎日更新！噂のiPhone専用・音楽アプリ

１０代アマチュアが次々に台頭する女子ゴルフ。１０月２～５日に滋賀・琵琶湖ＣＣで行われた国内メジャー大会第３戦、日本女子オープンで高校２年の永井花奈が、史上初のアマ優勝にあと２打と迫り、関西のギャラリーを驚かせた。身長１５５ｃｍと小柄で、顔立ちもあどけないが、フェアウエーに立てば、トッププロも顔負けのスーパーショットを放つ。新アイドルが鮮烈に名乗りを上げた。








永井は東京生まれ。幼稚園の頃から父、利明さん（４５）と練習場についていくのが好きだった。
小学校に入学してさっそくクラブを握り、ゴルフに夢中になった。父は、東京・大井町駅近くでラーメン店を経営しながら、娘の夢をサポートしてきた。

ジュニアで好成績を重ね、２０１４年は女子ナショナルチームのメンバーに選ばれたが、史上最年少ツアー優勝で一躍注目の勝みなみ（１６）をはじめ、同世代の選手たちとの体力の違いを痛感した。

合宿を終えた春先からジム通いで体力強化のトレーニングを本格化。ひ弱さが消えたくましさが増した。 「以前のサイズのウエアだと背中のあたりが張ってきたように感じます」。

体力強化の成果がはっきり出たのは、日本女子オープン最終日４番ホールでのイーグルだった。
ミドルホールだが、４２８ヤードと距離があり、グリーンは小さく、右から林がせり出している。
出場選手のパーキープ率は４９・７３％。半分以上の選手がパーすら取れない最難関ホールだった。
ところがここで永井はなんとイーグルを奪った。ギャラリーもびっくり。周囲のプロもびっくり。

残り１９０ヤードの第２打で、５番ウッドを振り切った。ボールはグリーン手前でバウンドすると、そのままカップイン。自身初のミドルホールのイーグルとなった。

スーパーショットは会心の当たりだったが、４日間大会の最終日といえば疲労のピーク。
体力が落ちてスイングに微妙なズレが生じてもおかしくない。しかし、永井はそんなタフな状況でも最高のフルスイングができた。「体力トレーニングを積んだおかげだなと思いました」

日本女子オープン最終日のインタビュー。
将来の目標を聞かれた永井のあっけらかんとした答えに取材陣は爆笑した。

「自分はひとりっ子なので、確実に親が先に死んでひとりになっちゃう。だからまず結婚しなきゃいけないんです。それで、できるときにゴルフをやって、ゴルフもずるずるいつまでもやらないと思います（笑）。結婚は３０歳くらいで。結婚したらゴルフから離れると思います。 それまではたくさん稼いで、今かかっているお金を親に返したいと思います」

「あと、おばあちゃんも長くはないと思うので、テレビにもたくさん映っておかないといけないし（笑）。
おばあちゃんは７７歳で、２年前から死ぬ、死ぬって言っています」

しっかりしているのか、何なのか、よくわからないけどやっぱり憎めない今どきの女子高校生っぽい素顔が見えた。 次は富士通レディース（１０月１７～１９日、千葉・東急セブンハンドレッド）に出場する。

http://www.sankei.com/west/news/141013/wst1410130042-n1.html