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 エンバカデロ・テクノロジーズは4月21日、1つのコードでiOSとAndroidに対応したネイティブアプリの統合開発基盤「Appmethod」の販売を開始した。

 Appmethodは、すでに提供されている統合開発ツール
「Delphi」「C++Builder」をマルチデバイス向けに開発機能を絞り再構成したものだ。

 
サブスクリプション形式で利用できる。
税別価格は、個人ユーザー向けが年間3万4000円、企業ユーザー向けが年間11万円。

 企業向けでは、企業内のバックエンドにアクセスできる機能やクラウドにアクセスできる機能などがオプションとして提供され、利用するデバイスの数で課金される。

6月からは、個人向けにAndroidアプリをC++で開発できる個人向けプランを無償で提供。


 Appmethodは、DelphiやC++Builder、これらを含むスイート製品の「RAD Studio」と 同様
CPUで直接実行されるネイティブコードでマルチデバイスに対応し、デバイスの性能を活かしたアプリケーションを構築できるという。

 アプリケーションを構成するコンポーネントをドラッグ&ドロップで開発する手法
「ビジュアルRAD」でアプリケーションを作成するため、記述しなければならないコード量は、従来のおよそ5分の1に削減できるとした。

さらに、一度開発したアプリケーションコードは、他のデバイス向けにもわずかな修正で利用できる。
1つのソースコードでWindowsやOS X、iOS、Andoridを開発できる。


 日本法人代表の藤井等氏は
「PC向けのソフト開発者は(Windowsの)XPから7/8へ対応するアプリを作っている担当者も多く、モバイルに関われていないと聞く。モバイルアプリの開発者はPC向けソフト開発が分からないという人もいる。両者をつなぎたい」と語った。
 


Official:appmethod